幼い頃言われた言葉は覚えているもの
保育士しています。
色々な子がいて、私もこうだったなーって、なんだかしみじみと自分の幼い頃を思い出します。
幼少期に比べれば自分をコントロールできるようになったなあと自分自身感じます。
誰もが成長しますよね。
幼稚園生の頃は、すぐお友達に手を出していました。何でも自分勝手で、お友達と関わりたいけれど、一人も好きなときがあった。
いじわるな言葉を使ってしまったり。
小学生になってもしばらくは「いじわるだね」と言われていました。
母親と一緒に直接謝罪に行ったり、きちんと悪いことの区別を教えてもらいました。
さらに周りの反応や雰囲気を感じ取り、自分もされたら嫌だなと思うこと、接し方などを繰り返し学習してきました。
あるとき「最近優しくなったね」といわれたこともあります。
そして、なんとか成長してきました。まだまだ未熟で大人になりきれていない私ですが。
覚えていないことも、もちろんあります。中学生になって、小学校からの同級生に、「小学校のとき私に凄く酷いこと言ったんだよ。悲しかった。」って私に言われましたもの。でも、それ、覚えていません。
でも、言われた本人は覚えているんです。
その時は「別にもういいけどね」と、友達でいてくれました。
なんだか、自分の気分次第でいじわるなことしたり、言ったり、本当に恥ずかしいですが自分でもたくさん覚えています。
逆に、言われたことも思い出します・・・。
「なんかお前むかつくんだよね」「しゃべり方が障害者みたい」「存在感ないね」
ずーっと覚えています。
それが大人の今でもコンプレックスになっていたり、ふとしたことで気持ちがネガティブになったりします。
私もそういうことを人にしてきたし、逆に言われたこともある。
中学、高校と、男子が女子のランク付けをしていて私はいつも下の方でした。
そんなこと、だれも覚えていないかもしれませんが、それで傷ついたことは私は覚えています。
そして、3歳前後のとき、近所のおばさんたちに「まだおむつ履いてるの!」とバカにされたこともしっかり覚えています。
でも、義務教育を終え、年齢を重ねるにつれて、あの頃のこと、自分のいじわるは恥ずかしいと思いますが、言われたことに関しては恨んだりとかってないんですよね。
皆それぞれ巣立っていって、それぞれの人生を歩んでる。
ずっと一緒なわけではないです。
でも、どんなに幼い頃のことでも、プライドが傷ついたりした言葉は覚えているもの。
それが人生に影響を与えるか与えないかは性格にもよるし、出会いや環境にもよりますけれど子ども同士のいざこざは子ども同士だけれど、どうフォローするかが大きく関わってくることと思います。
私もいじわるなことを言ってしまったりして、本当に自分が恥ずかしいと同時に、保育士になってみて、自分は色々と不器用だったんだなって冷静に見ることもできています。
子どもの頃だからこそ相手の気持ちを考えずに言いたい放題、したい放題、でも、それはいずれフォローがあれば必ず学んでいけます。時間がかかっても。そう信じています。